【規格住宅きのえ】コンパクトに住まう木の家

柴田町 高橋ファミリー

秋の深まりを感じる11月初旬、お引き渡しから約4か月の高橋健児さんと恵さんのお宅を訪ねました。
高橋家は規格住宅の「きのえ」。高橋ご夫妻がどうして木の家を選び、どのようにして作り上げていったのか。
高橋家の自慢のご自宅ができるまでの道のりを振り返りたいと思います。 もっと読む

ナカもソトも気持ちよく繋がる暮らし

大河原町 菅野ファミリー

「ちょっと湿度が高めの夏の日でも、家の中を素足で歩いていて、本当にさらりとして、気持ちがいいんです」

新しい家に引っ越しをして、ひと夏を経験した菅野雄太さんと祥子さんのお宅を訪ねたのは、9月の初めの光と風が爽やかな日曜日。玄関で出迎えてくれたお二人は、まずは、無垢の杉材の床の感想を伝えてくださいました。

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第1回 環境デザインと、風土を調べること

成田地区「風土性調査」レポート|環境デザイナー 廣瀬俊介

—成田字平城内の農地。南向きの緩斜面上に排水、作業のための土地改良の手が最低限加えられる (廣瀬 2019)

 

連載のはじめに

坂元植林の家では、長年、理念として掲げてきた「自然との共生」「地域との共生」の理念を、さらに家づくりで具現化していくために、創業110年を迎えた2018年から2019年にかけて、建築家の山田貴宏さん、環境デザイナーの廣瀬俊介さんと、「成田プロジェクト」と呼ぶ地域の風土性調査を行い、その調査成果をもとにした「まちのえ」「さとのえ」という新しいモデルハウス の建築を進めてきました。

「成田プロジェクト」という名称の成田は、「坂元植林の家」が拠点を置く宮城県柴田郡柴田町の地区名です。この地で明治初期から植林事業を始め、それ以来、山を守り続けています。成田プロジェクトは、暮らし方と地域や自然との関係性をどのように結び直していくと良いのか」を考え、形にしていくための基礎とすべく、あらためて成田地区の風土を調べ、学びあう取組みです。 もっと読む

2023-本年もよろしくお願いします。

新年の松飾り

新年、あけましておめでとうございます。
弊社代表の自宅では、暮れに外回りや石蔵の煤払いなどを行いながら、庭の松の木も剪定しました。断ち落とした松を、玄関にも床の間にも大胆に飾ることができました。
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めぐる季節を重ねる、豊かな平屋暮らし

山元町 山﨑ご夫妻

2003年。山﨑凱正(かいしょう)さんと洋子さんご夫妻は、当時暮らしていた神奈川県川崎市から宮城県山元町の浜辺に移りすみました。退職後の終の住処として建てた、屋根が大きな平屋の木の家です。宮城県との縁は、洋子さんがかねてより知り合いだったサカモトとの出会い。当時から、自社の山の木の家を用いて住宅をつくる取組みを進めいていたサカモトの考え方に共感、スタッフとも本音で語り合えるほど意気投合し、自然な流れで宮城への移住を決めました。建築を依頼したい工務店が決まっていて、そこから移住先や土地を決めるというのは、なかなか無いケースかもしれません。お二人は、あっという間に地域に溶け込み、その地に根をおろしていきました。

しかし、そんな穏やかな退職後の暮らしは、2011年3月の東日本大震災で一変することになります。 もっと読む

住まい手さん訪問記 予告

山元町~大河原町~仙台市太白区

未掲載の物件の一部を公開いたします
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余白を楽しみ、住みこなす家

名取市 大沼さんファミリー

注文住宅を建てるつもりで15年近く土地を探し続け、最終的には、モデルハウスとしての役目を終えて販売されることになった坂元植林の家を購入されたご夫婦がいます。その決め手は、どんなところにあったのでしょう? 暮らし始めて違和感や不都合などはなかったのでしょうか? 今回、その物語をご紹介させていただくのは、大沼真人さん、まり子さん、そして、愛称ムクこと、ムクゲちゃんのご家族です。
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竹林からの、めぐるめぐみ

森から食卓へ。5月の記録

3月から5月にかけて、皆さんの食卓にも旬の筍がのぼる機会が多かったのではないでしょうか。坂元の森にも孟宗竹と真竹の竹林があり、筍掘りと、下茹でしてご近所の方々などでお裾分けをお配りするのは、毎年、この季節の年中行事になっています。筍掘りでは、森に自生するセリや山椒も一緒に収穫します。 もっと読む

和紙や木器などの自然素材とのアレンジで

野の植物を食卓に。

坂元植林の家のスタッフは、お客様のおもてなしや特別な日の家族とのひとときなどに、自然のめぐみを暮らしの中に取り入れて、しつらえを楽しんでいます。スマホの中のアルバムには、そんなシーンの写真がたくさんあります。これから、季節ごとに、少しずつ紹介していきたいと思います。みなさまの暮らしのヒントになれば幸いです。

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家族で根をはり、育てていく家

仙台市 鈴木さんファミリー(仮名)

五月晴れの5月末日、仙台市北部の住宅地に、家族四人で暮らす鈴木正樹さんと瑠美さん(仮名)のお宅を尋ねました。お子さんふたりが、リビングのテーブルや、土間スペースから庭へ行き来しながら楽しそうに遊ぶ様子を見ながら、ダイニングテーブルの席に着き、鈴木さんご夫妻にお話を伺いました。

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