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あったかい冬の製材

皆さんこんにちは
木材課の三浦です。
2月に入り、この地方は一番寒い月だと思いますが、なんでしょうこの暖かさは・・・?

巷では新型コロナウイルスで大騒ぎですが、他人事ではありません。
いつ、どこから感染するかわかりませんので、皆さんも万全な対応を致しましょう。

さて この冬の温かさ、まさに暖冬ですね。

この暖かさで私たちの地域で製材を行っている者には恩恵があります。

いつもの冬であれば丸太が凍り付き、
凍った丸太を製材すると、のこぎりが曲がってしまい、
木材に大きなダメージを与えてしまうのです。

なんと、今年はほとんど凍ることがありません!
製材はスムーズに進んでいます。

下の写真は凍ってしまった2017年の2月の写真です。

こんなにも挽曲がりが起きてしまい、寸法が
小さくなったりします。

上の写真の下の部分が凍っているところです。

 


一番凍っている部分が杉の丸太で説明すると、
丸太の周りの白い部分=白太(しらた)の部分は、
水分が多いために凍り付いてしまいます。

反対に、中心部付近の赤い部分=赤太(あかた)の部分は、
そこまで水分は多くないため(木質によりますが)
比較的凍りにくいです。

これほど温かい冬は、人生初めてです。

暖かい冬で喜ぶ人、冬は寒くて雪が降るのが当たり前と思う人…。

思いは色々だと思います。
皆さんはどうでしょうか?