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製材の仕方

こんにちは、少し猛暑も落ち着きを見せて、秋の気配もしてきた今日この頃、
まだまだ、残暑を気にしている。木材課 佐藤です。
今回は、製材の仕方、取り方をお話して行きたいと思います。

一本の丸太から材料を取るとき、何を一番に取るかを見ます。
まずは造作材が取れるかを見ます。

造作材とは、床や窓枠などの材料のことで、
節がなるべく少なく、木目もきれいなものを用います。

丸太をよく見て、節や傷、曲がりが少なく、造作材が取れそうなときは、木目を合わせて製材します。

図は、丸太の先細りを誇張して表現したものです。木は根元から先にかけて、細くなっています。

丸太の芯に平行に刃を入れるのではなく、
木目(丸太の)に平行に刃を入れることで、
下の写真のように、側面にきれいな真っ直ぐな木目「糸目」と呼ばれるものがあらわれるように製材することができます。

芯にあわせて挽いてしまうと、
側面には斜めの木目が入ります。

節もなく、木目が詰まっている、これは!!と言う時は、木目に合わせて
製材していきます。

きれいな木目が出てくると、製材人としてはテンションが上がる所です。
製材あるあるとしては、そういう物ほど虫食いが入っていてがっかりする事が多い(笑)
本日はここまで、それではまた。