スタッフブログ

モデルハウス周辺の季節と生き物の変化について

白石川の桜のつぼみがずいぶん色づいてきました。
この分だと、4/10ごろには見ごろを迎えるのではないでしょうか。



3/29白石川の堤にて

さて、槻木駅西モデルハウスの庭にも、少しずつ春がやってきました。

モデルハウスの庭でこの時期にもっとも目を引くのは、アセビ(馬酔木)の花かもしれません。
赤と白の花が、気温が上がるにつれて色づき元気になってきました。


アセビは、野山でも見られる植物ですが、なとりんくうタウンの旧モデルハウスでも庭に植えていました。結構大きくなるんです。
漢字のとおり、馬が食べると酔ってしまうらしく、草食動物はアセビを食べないそうです。
聞いた話ですが、奈良公園のシカも公園内の他の木は食べても、アセビは食べないため、
相対的に生き残る数が多く、奈良公園内はアセビが多いらしいです。今度奈良に行ったら確かめてみたいと思います。

野芝からも、芽が出てきました。
これからどんどん青々としてきます。

ジャノヒゲの間から、雑草たちも幼葉をだしてこれから伸びようとしてるところです。

これはたぶんミミナグサ。
よく似たオランダミミナグサというヨーロッパ原産の帰化植物もあります。
花が咲いたら見分けることができるかもしれないです。


こちらはナズナかなと思います。
春の七草で名前は有名ですが、意外と姿かたちと結びつかない方が多いのではないでしょうか。
ぺんぺん草とも呼ばれますね。夏には枯れてなくなっちゃう姿から、夏無(なつな)が転じてナズナになったと聞いたことがあります。


こちらはオオイヌノフグリ。
犬の××という小学生男子が喜びそうな名前です。


スイバか、ギシギシ。
もう少し大きくなってきたら見分けがつくと思うのですが。
葉の根本の形から、ギシギシのような…。


ツリバナからも新しい枝が次々と飛び出しています。
夏から秋にかけ名前の通り、枝からぶら下がるように花が咲いたあと、さらにぶら下がるように実がなります。


こちらもきっとギシギシですね。目を出したばかりの幼葉です。
となりにクモが映り込んでいます。ウヅキコモリグモだと思います。
このクモの「ウヅキ」は卯月であり、4月のこと。
名付けた人々もきっとこの時期にこのクモを見かけたのでしょうね。


モデルハウスが出来上がったばかりのころは1月で、生き物の気配はほとんどありませんでしたが、
あたたかくなってくると、冬眠から目覚め、お隣さんの庭や近くの公園から移ってきたり、

眠っていた植物たちも、
庭を作った時の土に交じっていた種が芽吹いたり、
新たに枝を伸ばしたり、新芽を出したり、
どんどんとにぎやかになってきました。


スズメノカタビラとウヅキコモリグモ


スギナ。
スギナはツクシと同じ植物です。
スギナはシダ植物の一種で、花は咲かせず胞子によって増えます。
そのスギナの胞子をつける特別な茎(胞子茎)が春先に芽生えるツクシなんですね。

ツクシもあちこちで出てきていますね。

これからさらに賑やかになっていくのが、とても楽しみです。

モデルハウスに遊びにいらっしゃった際には、
建物の中はもちろん。ソトに広がる世界も楽しんでください。