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背割り作業

一段と冷え込みが厳しくなってきた師走、如何お過ごしでしょうか?
木材課 佐藤です。
今日は“背割り”を紹介します。

木材の性質上、乾燥すると収縮し、ねじれや曲がりによって
この様に割れが生じます。

強度上問題はありませんが、見た目や印象が悪いのでなるべく
割れないように、製造、加工、管理しなければなりません。
その対策として背割りいう方法があります。
あえて一方に切り込みを入れることで、ほかの3面の割れを抑える方法です。
乾燥前

こちらも桟積みして乾燥機に入れます。

こちらが乾燥後

背割りが開いているのがわかると思います。
背割りをする事で木材の割れは勿論、曲がりやねじれなども抑えられます。
それなら、いっそ全部に・・・と言いたいところですが、
残念ながら横架材には向きませんので、すべての材料にとは行きません。

立てて使う柱材にのみ背割りを行います。

以上、背割り作業の紹介でした。
それでは、また。