和紙や木器などの自然素材とのアレンジで

野の植物を食卓に。

坂元植林の家のスタッフは、お客様のおもてなしや特別な日の家族とのひとときなどに、自然のめぐみを暮らしの中に取り入れて、しつらえを楽しんでいます。スマホの中のアルバムには、そんなシーンの写真がたくさんあります。これから、季節ごとに、少しずつ紹介していきたいと思います。みなさまの暮らしのヒントになれば幸いです。

10月に、庭木として植えているポポーが実りました。北米原産の果実で、写真のようにアケビのような形の、甘い実がなります。実が熟してからはあまり日持ちがしないので、さっそく家族でいただきました。ポポーは、葉の色も形もよく、木器の茶卓にあしらってみました。同系色の中で、差し色のアクセントになったと思います。木器や匙は、成田の森に建設中に「さとのえ」で使う予定です。マット代わりに敷いているのは、江戸時代から続く白石市の特産品、白石和紙。こちらも「さとのえ」の障子に使える和紙のサンプルを作っていただいていて、その一部を食卓にあしらってみました。

同じ木器ですが、この時は、庭で見かけたカキドオシの蔓や葉が赤紫に色づいていたので、アクセントにテーブルに置いてみました。ガラスの花器には、スズメウリを。小さく丸い白い実が、和紙の色合いと相まって、柔らかい空気をつくります。

(もりのわ編集部)