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和瓦葺きの屋根

こんにちは、サカモト工事課の鈴木(翔)です。

今回は和瓦葺き屋根について
お話させていただきます。


ガルバリウム鋼板の普及により、
昭和初期から段々と
使用されることが少なくなってきた瓦ですが、
瓦にどんなイメージをお持ちでしょうか。

「地震の時に落ちるもの、重い材料、土で取り付けている」
というイメージの方が
少なくないのではないでしょうか。

実際、昔のお家の屋根を見てみると、
瓦が土で固定されていて、
地震でずれてしまって
土の部分が露出している…
なんてお家も散見されます。

一方で、今の和瓦が
どのように施工されているのか
写真で見てみると


これは、煙突をつける途中の写真ですが

「ルーフィング」と呼ばれる
灰色っぽい防水シートの上に
木の桟が取り付いており
その上に瓦が乗っているのが
見られるかと思います。

瓦の部分を拡大した写真がこちらで

上部を釘留して
瓦1枚が木の桟にとまっています。

瓦上の瓦が乗っている部分が
爪のような形状をしており
 上に乗る瓦とがっちりはまることで、
1枚1枚の固定に加え、
瓦全体ががっちりと固定される
防災瓦の仕様になっています。

昔とは違い、
土で施工しているわけではないので
重さも軽く
(さすがにガルバリウム鋼板よりは重いですが)
瓦が落ちづらいように
瓦単体でも釘留を行っているため、
昔のように簡単に落ちる材料では
なくなっています。

瓦のメリットとしては、
耐久性が高く、
メンテナンスも不要で、
屋根を叩く雨音が気にならないなど
様々です。

もちろん、ガルバリウム鋼板よりは
若干お高くなってしまいますが、
屋根の塗り替えの有無などを考えると
初期投資と考えれば
決して高すぎるということは
ないかもしれません。

流行に左右されない
伝統的な屋根仕上げ材である瓦。

ご興味が湧きましたら、
ぜひ弊社モデルハウスに
遊びにいらしてください。

それでは、また。