こんにちは 工事課鈴木(幸)です。
先月上棟した「きのえ」に行ってきました。少しだけ構造の説明をします。
坂元植林の家は真壁作りになっています。
現在は真壁作りは激減し、
主流は大壁作りで柱は見えない構造になっています。
理由は色々あるかと思いますが、
一つは断熱材の施工できるスペースが薄くなり
断熱性能が下がるという欠点がありました。
そこで、坂元植林の家らしい方法で解決しました。
柱と梁の巾を150㎜とし、断熱材の施工できるスペースを120㎜確保しながら
真壁にしてしまうという事です。
植林 製材部門が社内にある為、
このような特殊な寸法にも対応できるのです。
注文住宅だけではなく企画住宅にも、
このような事を一貫してやっているのは、まずありません。
こんな感じの仕上がります。
何故ここまでして真壁にこだわるのか。
「家はお客様のアルバム、生活をしていく過程で色んな傷がつく、
それが愛着になる
傷もつかん、傷もつけられない住宅を作ってはいかん。
だから家は柱 梁が表しになっている住宅をつくらなければならない。」
とある方が言ってましたが、私自身の経験からも本当にそう思います。
我が家は真壁ではありませんが、家族で伐採した大黒柱があります。
愛着がある住宅は30年では解体されない。
長期的な視点で環境負荷が少ない住宅になります。
まさに我が家の大黒柱をみて、そう感じます。
下は我が家の大黒柱です。
子どもの落書きがあっても、
「あと何年ローンがあるか分かっているのか!」って怒ってはいけません。
柱にできる傷も、愛着のある思い出です。
……あの時は怒ってごめんなさい。ではまた。