スタッフブログ

マスタードとソーセージ作り

6/17土曜、梅雨の晴れ間の良き日に、
菜の花でマスタード作り&羊腸でソーセージ作り
開催しました。

先月の柏もちづくりと森のようちえん開催から早いもので約3週間。
2回目のさとのえイベントとなりました。

マスタードとソーセージ作りは、比較的おとな向けのイベントでしたが、
小学校低学年のお子さまを中心にお手伝いしていただきながら、
わいわいと開催することができました。

今回のイベントを通じて、
スタッフもソーセージ作りを身に着けることができましたので。
普段から、事前予約制で対応可能なイベントに仕上げたいと思います。

ソーセージ。
みなさんにとって身近な保存食のひとつだと思います。

紀元前8世紀から食べられていると言われており、ホメロスのオデュッセイアには、
ヤギの胃袋に脂身と血を詰めた食べ物の記述がありるそうで、それがソーセージの原型だとか。

時は流れ、12~13世紀、西暦1100年~1300年ごろ、
ドイツでは家庭で豚を飼っていたそうで、秋にはエサが不足してしまうため、
豚を解体して肉を塩漬けにするしかなかったのだそうです。

ドイツといえばソーセージとビールですね。

そこに燻製技術の発達や、東洋から運ばれた香辛料が手に入るようになったことなどにより、
ソーセージは冬の間のおいしい保存食として作られるようになったといいます。
あまりにおいしいために、ソーセージを食べることが禁止されたこともあるそうです!


まず始めに、塩漬けの羊腸をほぐしながら水で戻していきます


材料を混ぜていきます。


羊の腸を絞り機にとりつけ


なかなか繊細な作業


チームワークが重要です


絞り機に具材を移します


絞りだしていきます。これも一見わかりませんが、チームワークが大事


腸がパンパンになりすぎず、スカスカになりすぎず。加減が難しい


お子さまもお手伝いいただきました


いよいよソーセージらしい形に成形していきます


まるでバルーンアートのような操作でした


いい感じ


これぞソーセージ


ゆであがるとこんな色合いに


マスタードも。カラシナの種から作りました


出来上がったらみんなでご試食


おいしかったです


最後に、手作りする意義をお話し


お持ち帰りもご用意いたしました。

さて、今回のイベントでは、自分たちの手でソーセージをつくることにトライしました。
当日のイベントでも手作りする意義をお話ししましたが、
ひとつは、保存食を自分たちで作る楽しみを知ってもらいたい、ということ、
もう一つ付け加えると、手作りを通じて食について考える機会を持っていただくということでした。

私たちは自前の木材、自前の職人にこだわって無垢の木の家づくりを行っています。
そこには一言では言い表せない様々な理由がありますが、
集成材や新建材に含まれる化学物質の少ない木材を使いたい。ということも理由の一つです。

私たちが1日に呼吸する空気を質量換算するとおにぎり100個分もの重さ(20kg)にもなるそうです。
その空気が汚れているか、化学物質が含まれているか、温度や湿度は適切か、その違いが、
人の身体や精神に様々な影響を与えるそうです。

私たちが食べるものも同じだと思います。

国連(UN)の国際がん研究機関(IARC)や世界保健機関(WHO)の報告によると、
ソーセージやハムなどの加工肉が大腸がんの原因となると結論付けた調査結果もあるそうです。

私も何かをスーパーで購入するときはなるべく商品パッケージの裏面をみて、
添加物がなるべく少なそうなものを選ぶようにしたり、
知らない物質の名前があると調べて覚えておくようにしています。

集成材や、食べ物を長持ちさせる技術のすべてを否定したくはありませんが、
それらをなんとなく選ぶのではなく、
自分の頭で考えて選びたいものです。

ついつい、コンビニでフランクフルトを食べてしまうこともあるのですが。。。