みなさまこの夏はいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は、コロナ禍の影響は受けつつも、
身近の夏を満喫した夏となりました。
先日、自宅のプランターのフェンネルに、
アゲハチョウの幼虫が停まっていました。
アゲハチョウといえば幼虫が柑橘類の葉を好むということが頭にありましたが、
ニンジンやパセリなどのセリ科も好むそうで、
セリ科であるフェンネルを食べて育っていたようです。
その日、その幼虫は、昼過ぎに見かけ、夕方にも同じような場所にとどまっています。
これは、、。蛹になる準備をしているのでは・・?と思い、
3歳になる娘とともに観察することにしました。
見事に予想は的中し、次の日の夕方には、蛹に変態していました!
残念ながら脱皮の瞬間は見逃しましたが、ひとまず瓶の中で無事に蛹になっていました。
蛹になってから羽化するまで10~14日程度だそうです。
また、羽化の場合は透けて蝶の姿が見えるので、
子と、羽化の瞬間を観察できるように注意してみたいと思います。
ただ、蛹や羽化の観察では、寄生バチや寄生バエに卵を産み付けられているケースがあり、
その場合は蛹からそれらの幼虫が生まれてきてしまうこともあります。
それはそれで生態系の仕組みなので、
それを伝えられれば良いのですが、3歳の子にはちょっと早いかもしれません。。。
そんな折、まちのえモデルハウスの庭掃除をしていると、
庭のイロハモミジの葉に違和感が。
よく観察すると、何匹かのイラガの幼虫を発見しました。
観察していると、たくさん食べているようで、ころころとフンをします。
こういう糞が、さらに微生物に分解されて、土壌になっていくんだなぁ。
なんて考えていましたが、イラガの幼虫の素手で触れると強い痛みがあり、
場合によっては水疱状の炎症を生じ、その痛みやかゆみは1週間つづくこともあるといいます。
この季節、カエデやサクラ、ウメ、カキなどの木に発生しています。素手で触れてしまわないよう、十分に気を付けましょう。
もし見つけても素手ではさわらず、天敵であるカマキリが見つけて食べてくれるのを待ったり、
どうしても気になる場合は木酢液のスプレーを庭木にかけたりしてはどうでしょうか。