スタッフブログ

長い物ほど、難しい。

こんにちは、木材課 佐藤です。寒い日が続きます。
こんな日は熱めの温泉にでもつかって、体の芯から温めたいものです。
早く気兼ねなく、行けるようになってほしいと、常々思います。

さて、前ブログと少し話がかぶりますが、8mの丸太を初製材しました。
今までは、6mが最長でしたが、さらに2mプラス。
通常3,4mが主な製材ですので、倍の長さとなると困ることが多々あります。

工場に丸太が入らない。坂元の製材所は大きな工場ではないので、8mでは真っ直ぐ入っていけません。片方ずつ柱の間を通し、チェーンデッキを避けつつ、台車に乗せます。

丸太が重い。単純に2本分ではなく、元側に行くにつれ太くなるわけですから、その分重くなりますし、真ん中のバランスがとれる位置も元側が重いので、変わってきます。

自重が重く曲がらない。通常製材すると木材は曲がります。その為、曲がった分を修正するため、仕上げに修正挽きを行います。しかし8mともなると、重さで曲がらず修正挽きがうまくいかないことがあります。

大きく曲がる。さっきとは逆に、少しずつ曲がったとして、4mと8mとでは、最終的な曲がり方の差は大きく違ってきます。曲がり方も計算に入れつつ大きく製材します。

と注意点をいくつか挙げてみましたが、基本のところは4mも8mも同じです。
基本に忠実に、判断は早く、安全第一で頑張りたいと思います。
とてもいい経験になりました。それではまた。