「さとのえ」の現場では、建て方(たてかた)が行われていました。
「建て方(たてかた)」とは、
完成した基礎の上に土台を据えつけた後、
柱や梁などの住まいの主な骨組みをくみ上げ、
屋根の形が出来上がる段階までのことをいいます。
建方は、新築工事の中で、大工にとっても最も気を使い、
危険な作業が待ち構えている最難関です。
ハウスメーカーでは、早ければ半日程度で棟が上がってしまいますが、
坂元植林の家の新築現場では、より長い時間がかかる場合もあり、
大黒柱や長尺の梁、複雑な仕口が納まっていく様子は繊細ながら、大きな迫力を感じました。
特にさとのえの建て方は、棟が上がるまで数日を要しました。
追掛け大栓継ぎ(おっかけだいせんつぎ)という、手刻みならではの仕口
楔(くさび)
追掛け大栓継ぎを真横から見るとこうなります
追掛け大栓継ぎに栓(せん)=込み栓(こみせん)をしています
年輪が美しいです。このまま見える木口です。
殆どが仕上がりに見える材料=化粧材です。
メインの空間に架かる太鼓梁
ひとつひとつの材料を丁寧に組み上げていきます。
一般の住宅ではあまり見ない納まりです
足場からはこんな景色が眺められます
周囲の自然とどのように馴染む建築となるか
楽しみです
社長の愛犬。保護犬のラヂ。ハンガリアンビズラという狩猟系の犬種です。ラヂオの日に家族になったので、ラヂくん。
次回は、屋根がもう少し形になった状態の様子をお届けできるかと
工事の進行がたのしみです
貫が通りました。
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里山での新拠点整備 さとのえ