近頃はめっきり寒くなってきましたね。山の木も街の木々も一層
色づき、冬がすぐそこまで来ている事を感じさせられます。

さて、本日は『地区計画制度』についてのお話です。
ご自宅を新築された方の中にはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、なかなか聞きなれない言葉かもしれませんね。

『地区計画』とは既存の他の都市計画を前提に、ある一定のまとまりを持った地区ごとにその地区の実情に合ったよりきめ細かい規制を行う制度です。簡単に言うと街づくりの決まりごとですね。

引用元
http://www.city.iwanuma.miyagi.jp/kakuka/040300/todokede.html　岩沼市役所
http://www.town.yamamoto.miyagi.jp/soshiki/15/3095.html　山元町役場

その地区の土地や建物の所有者などの住民が主役となって、話し合い、考えを出し合いながら地区の実情に応じた計画をつくっていきます。
建物や道路・公園などの施設のつくり方をあらかじめ計画し、その実現を図ります。
大きな道路周辺の地域や、防災を中心に考えられた地区、自然との調和を基に考えられた地区など様々あるようです。

地区計画のある地域の街並みを拝見すると、色彩や形状に統一性があったり、街区も整然とし、植栽が施されていたりしてとても美しいものです。歴史的なものが多く残る町ではそれにあった意匠、色合いに決まりを設けている所もあります。

きれいでいいな、と思う反面、実務においてはお客様のご要望に100％添えなくなってしまう場合もあります。まれにですが、敷地の境界線と建築物の距離や外観の色柄等などでそんなお話が出る事も…。(でも心配しないで下さい。
大概はお好きな色柄でまとまっています。真っ赤やピンクなどは厳しいですが。)

家が完成し、きれいな街並みに自分の家も一役買っているかと思うとなんだか嬉しくなるし、自分の町が誇らしく思えてきますね。そんな町がこれからも増えていくといいです。土地選びや新築のご計画の参考になれば幸いです。