こんにちは、
ただいま新人研修にて指導中の
木材課峯岸です。
本日は、今年春に入社した
フレッシュ社員八島君の教育で、
外壁加工研修をしています。
加工には、まずモルダーの刃物交換。
溝付け刃物に交換からスタート。
刃物交換後、
オスメス刃物の溝高さの調整を行います。
※モルダーは
オス刃(凸刃)とメス刃(凹刃)を
組み合わせて
「さね加工」という、
木材の板同士を
組み合わせるための形状にする工程があり、
そのためにオスメス刃の上下位置を
調整する必要があるのです。
しかしこれが、熟年技術をもってしても
設定は困難を極めます。
両方の刃物を昇降させ
互いの溝高さを0.1㎜以内に合わせます。
そして更に、右側刃物ダイヤルは、
ごくわずかに遊びがあるため、
前回同様の加工ができるように調整することは、
更に困難を極める所業となります。
これぞ、職人技術ともいえるでしょう。
困難ですが、
前回決まった数値を参考に、
高さ調整を行います。
前回仕様設定が15㎜材の設定で、
今回は21㎜で別刃物による設定。
この場合、2回~8回位試験加工して
ようやく設定できるものなのですが…
八島君、今回まさかの一発ストライク設定!
おみごと!本人もわたくしもびっくり!
試験加工した部材は、記念品として持ち帰りです。
次回も同様に頼む!!