スタッフブログ

広葉樹製材

日没時間も少しずつ遅くなり、若干、寒さも落ち着いてきたように感じます。
春が待ち遠しい、木材課 佐藤です。

さて、ひさびさに広葉樹製材をしています。
普段、坂元植林の製材所では、杉もしくは、桧製材がほとんどになりますが、
広葉樹製材も稀に行います。

今回は委託製材です。ケヤキ、サクラ、カヤ等
広葉樹の製材には杉や桧とは違った注意点があります。
広葉樹は曲がりが強く出るため、大きく曲がっていたり、こぶや枝分かれしていたりと
真っすぐな材料を取ろうとすると、無駄な部分が多く出てしまいます。
バランスも悪く転がすのも一苦労します。

硬い木も多く、鋸の方が負けて、曲がったり、切れ味が悪くなるのが早いのでゆっくり挽いていきます。
製材中に材料が曲がり、鋸を挟んで機械を止めてしまうなんてこともあります。
さらに重量も重く、いつもより注意して作業しないと怪我につながります
機械も「いつもより苦しい!」って音がします。(笑)
いつもとは違う樹種はより一層どうとれば最適か、悩みどころです。
一本一本考え、悩みながら挽いています。無駄なく生かせる製材を目指したいです。
それではまた