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無垢材フロアとの暮らし方検証中 その2

2022年🐅あけましておめでとうございます。
拝啓、峯岸です。

前回ご案内した新フロア21㎜タイプ検証早くも7か月が経過しましたが、
季節的にもかなり寒い時期に突入している状況で、湿度もかなり低下しています。
手や顔など人も乾燥肌など厳しいかと思われますが、木材も同じ状況にあります。

季節変化に関しては、昨年9月初旬より変化がありました。
それまでは、外気湿度勝ちな気候でしたが、日中の湿度が、35%まで低下した時期があり、
その夜もほぼ上昇しませんでした。

翌朝湿度も55%程度になっていましたが、その瞬間に0.1㎜収縮を観測しました。
その後日中は、湿度70%まで上昇しまして、翌朝も湿度70%維持した状況。
素材も再び膨張して収縮が無くなりました。

その後雨や曇りなど天気が続き湿度もほぼ65%台安定していましたが、
10月中旬に朝の室温19度から14度まで降下同時に湿度も65%台から50%台に低下し始め、
寒さのために薪ストーブを使用し、さらに加湿器も無く、日差しのあるときは湿度40%台まで低下。
結果3日後に0.1㎜~0.3㎜程度収縮開始。
現在12月末時点では、0.2㎜~最大1.2㎜収縮しています。

ただ、この施設かなり日当たりが良く、
窓も大きく広角で、しかも夏日差しをさえぎって冬場一杯入る設計になっていて、
13時ごろから西日が入り素材全体に当たりストレスを与えています。
それだけに冬場は晴天時湿度も30%程度まで日中落ち込んでいます。

中間には、薪ストーブだけ使用ヤカンや鍋など置き加湿器代わりに使用してみました。
晴天時は、MAXで湿度50%程度まで回復出来ました。
曇りや雪の日などは、65%程度まで回復出来ていました。
ただ通常は、薪ストーブだけでは、パワー不足で寒いので、
エアコンと反射式ストーブ(弱熱)で部屋を暖めています。

ただ湿度70%程度が、2.3日続くと0.1㎜程度膨張もあり、
現時点での検証内容は、湿度55%程度以下が、素材収縮変化が発生している模様。
これまでは、夜湿度上昇→日中低下と素材休息時間もありましたが、
現在はほぼ開きが少ないので、湿度低下勝ちにより収縮優先になっています。

素材の含水率も図り始めは、最大17%~22%でしたが、現在は、10%~16%まで低下しています。
ただ湿度変化で毎日1%~2%上昇低下変化しています。

これからの時期更に湿度低下すると考えられますが、
この施設の状況を考えると一番低下時期3月~4月までこの状況にあるかもしれません。
暮らしの中で、花や植物に乾燥時期霧吹きなどで水分を与え、
人も保湿クリームなどで皮膚を保護したりしますが、素材にも暖房未使用時加湿などで、休息を与える事なども必要です。


特に湯気系が比較的温度上昇に効果的で、温度を上げる効果もあるので、
室温低下もある程度しにくくよいのですが、結露には注意が必要です。
次回は、春号予定!

敬具