大工さんの手仕事　手刻み見学会

坂元植林の家では、大工さんの手加工で材料を加工しています。

（全ての現場ではなく、お客さまのご予算や建てられる木の家の種類に合わせ、手刻みと、工場での加工（プレカット）を使い分けています。）
現代日本の木の家の90％以上がプレカットで、手刻みは10％以下と聞いたことがありますが、実際はもっと手刻みの割合は少ないのではないでしょうか。

坂元植林の家では、その年によって割合は変わりますが、今年は全体の三分の一ほどが手刻みの木の家となりました。
手刻みとプレカットの違い、それぞれのメリット、デメリットは、加工にかかる時間・加工の精度・可能な木の組み方・使うことのできる材料の形状…などなど、いろいろあるのですが、坂元植林の家で特に注目しているのは、「木材一本一本の特性・強みを生かすためには、手刻みが向いている」
ということです。

一本一本をよく見ると、節の数、色艶、木目の流れ、乾燥の具合・・・・などなど、
同じ時期に同じような場所で切った木だとしても、同じように乾燥させた木でも、同じように乾燥するわけではないのです。

その木が育った環境で、同じ種類のスギでも、乾き方も違えば、曲がり方も節も、全てが違います。
これが「無垢材」ということです。

これを、設計図・構造図を見ながら、どこにどんな材料をどう使うかを考えながら、大工さんが一本一本加工していきます。

そんな大工さんの手仕事を間近で見学できる機会です。
ご気軽にご参加ください。

ご都合に合わせ、OB宅訪問・現場見学・工場・森林見学も同時開催可。お気軽にご相談を。