先日、モデルハウスの庭の落ち葉を掃き集めていると、
小鳥が庭をうろうろしておりました。
なんという名前の鳥か、おわかりでしょうか…?
答えは、「ハクセキレイ」。
この辺りでは、町で、一年中、スズメやカラス並みによく見かける鳥です。
1930年ごろまでは北海道にしかいなかったそうですが、ここ数十年で関東まで生息域を広げているそうです。
私の生まれ育った山形では、20年くらい前まではあまり見かけなかったように思いますが、
最近地元に帰ると、やはり見かけます。
どうやら水辺や沿岸が好きな鳥のようで、他の鳥に比べて人工物に巣を作るのが得意なことから、
日本の沿岸部の都市化が進むにつれて南進していっているようです。
西の方ではあまり見かけないそうです。
…
さてさて、
今回ブログに書こうと思ったのは、遊びにきたこのハクセキレイが、ただのハクセキレイではないからです。
大人のハクセキレイは、もっと白と黒の羽の色のコントラストがはっきりしています。
このハクセキレイは、一目見てハクセキレイだと断定できなかったくらい、色が薄く見えました。
このハクセキレイは、若鳥です。
恐らく、今年の夏に産まれた個体ではないでしょうか。
ネットで調べると、産まれて数週間~の幼鳥の写真を探すことができます。
(ハクセキレイ 幼鳥)
ハクセキレイの幼鳥は、白い部分と黒い部分の差が不明確ですが、
この個体は、白と黒の境は比較的はっきりしています。
幼鳥と、大人の間、若鳥ということになるでしょうか。
頭や背中の色がまだ濃くなり切っていない、若鳥だと思われます。
ところで、
ハクセキレイという鳥は、他の鳥よりも近づきやすい鳥です。
人が多少近づいてもすぐに飛んで逃げるのではなく、
尾羽を上下に上げ下げしながら、
「トトトトトッ」っと素早く歩き、距離をとります。
この日庭に遊びに来た個体は、若鳥だからでしょうか、
大人のハクセキレイより近づくことができました。
アセビやシモツケの足元を歩き回って、餌とする昆虫を探しているようでした。
土の中にはミミズがいたり、クモがたくさんいるので、そんな虫たちが目当てでしょう。
見かけた次の日も、同じように庭をうろうろしていました。
ハクセキレイは、縄張りをつくるので、
もしかしたら、槻木駅西モデルハウスの庭を縄張りと決めてくれたのかもしれません。
槻木駅西モデルハウスの庭も、地域の自然に溶け込んできたということでしょうか。
そうだといいですね。