経営企画室兼技術部の生守(イクモリ)です。
5月下旬となり連日異例の暑さが続き、今日はようやく平年並みの気候になりました。
先日、福島県西白河郡泉崎で開催された『WOOD.ALC実証実験棟完成見学会』に行って来ました。
建物の見学と東大名誉教授の坂本先生による基調講演が行われました。
WOOD.ALCとは、「Wood Attain Low Carbon Society」
=低炭素社会を達成させる木材=と言う意味だそうです。
ちょっと難しいですね。
地球温暖化問題を受け、森林と木材利用の役割は最も重要になってきています。
省エネ・省CO2の話題は頻繁にニュースなどでも語られる様になりましたがちょっと難しい話です。
WOOD.ALCは、木を集めて接着剤で固めたもので、現在のところ主にビルなどの非住宅に採用されています。
福島県では、主に3階建ての復興集合住宅で採用されました。
実験棟は、以前東京の芝浦工業大学の敷地内に実験棟『エネマネハウス2015継ぎ家処』と題して作られた建物が今年移築されたものです。
厚みは120mmと105mm。幅は600mmを雇い実(やといざね)と言う工法で連続で継いでいるものです。
外部に木を使うところや玄関の床に木製タイルを採用する等雰囲気はなかなかのものでした。
私たちが造る住宅とは違ったジャンルではありますが、木材の利用と言う点では勉強になりました。
これからは、大中規模木造建築物は鉄骨やコンクリートの建築物に代わって多く採用されていくことでしょう。