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フロア材の選別

皆様こんにちは、只今フロア材選別中の木材課峯岸です。
ここ3ヶ月造作材加工などに追われ、大原倉庫に待たせていたフロア材や造作材を、村田製材所で選別しています。
フロア材は、グレードが3タイプに分かれます。
・赤無節上小タイプ(最上級)
・白無節上小タイプ
・節パテ処理タイプ(抜け節枯れ節などをパテで処理したもの)
このように選別しています。
杉材は、非常に難しい。常に悩ませられ、胃が痛い日々です。
まず杉の場合、色や節などが1つ1つ異なり、10枚すべてが同じ色とは限りません。
その結果素材が揃いにくく、さらに無垢材は経年変化するため、価値のつけ方が難しいのです。
木材の色は、製材から半年あるいは1年後、紫外線などで、飴色に変色します。
フロア材の色合いも、材面中心部の色(赤・ピンク・茶・黒・白・小豆色・黒茶・赤茶・)など様々なため、選別が大変です。
本日、パテ処理用材を約160枚(20坪)入荷しましたが、約40枚が、不合格。
理由は、アテ(捻れ)・傷・極度な色群・パテ処理が不可能な節などによるものです。
このような素材は、上棟時、梁と柱などを仮止めする材料(仮筋交い)に変わります。
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