こんにちは
木材課製材担当の三浦です。
坂元植林の製材工場には、帯鋸(おびのこ)と製材台車が1台あります
大型の製材工場とは違い、丸太を1本1本丁寧に製材しています。
今製材中なのは、長さ3m、末口(すえくち)26㎝ほどの丸太で、(末口・・・丸太の細い方の端。細い方の切り口。
木は山に生えているときは上の方が細いので、末口は切った木の上部ということになります。)
辺材(へんざい)、(側(がわ)ともいう)からフロアー材を、(辺材・・・樹皮直下に近い木質部からとった木材。丸太の外側。)
心材(しんざい)で柱材(はしらざい)を採る製材をしています。
(心材・・・樹木の材の中心に近い、濃い色の部分。辺材に比べて堅い。丸太の中心部。)
こんな感じです。
下の写真は辺材から出た盤。
これが盤を巾決め(はばぎめ)した製品です。
右側が白の無節(むぶし)。左が節有(ふしあり)。
当然無節の方が高級品です。
マグロをさばくのと同じように、切り身で高級品とお徳用と分かれます。
この写真は、丸太の赤みの多い所から採れた柱材になります、白いところが少ないのが解ると思います、赤みの多い柱は、湿気に強く腐れにくいと言われています。
当社の製材機械は、大量生産には向いてはおりませんが、丸太の良いところから高級なものを製材したり、どのような製品にでも対応できる万能型の製材機です。
私との付き合いも、もうすぐ40年となり、良き相棒となっております
それでは次回も「今、製材しているもの!」をご紹介していきたいと思います。
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