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長尺太鼓梁の製材

こんにちは、木材課三浦です。
今回は在庫が多少不足気味の長尺(長さ5m以上)太鼓梁の製材をご紹介します。
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これが一番長い8mの原木です。立派な太鼓梁が出そうです。
一番細いところで直径30㎝から40㎝あります。
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製材台車の上からパチリ!この光景は製材している私にしか見れない風景です。
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太鼓の形になりました。
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このように丸太の2面しか製材しないので、あまり製材時間はかからないように思えますが、
建てた後、伐採時や運搬時の傷などが表に出ないよう製材位置を決め、
より美しい木材と仕上がるようにするので、それなりに時間がかかります。
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樹齢約90年の坂元杉です、きれいな木目です。
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5m~8mまでの製材品です。
これで終わりではなく、これから樹皮を剥いていきます。
樹皮を剥く機械は高圧洗浄機。
水圧だけで傷をつけず皮を剥いていきます。
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自分にもかなりの水がかかりますので、絶対に夏場しかやりたくありません(笑)
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時間はかかりますが、とても綺麗な木肌が出てきます。
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皮むきが終了すると、今度は乾燥に入ります。
船岡の上大原にある乾燥所の遠赤外線乾燥機へ入庫となります。
製材品が長尺ですので、4トントラックで1度に4本しか運べません。
このようにして長尺太鼓梁が出来ていきます。
この太鼓梁は来年使用するためのもので、乾燥機から出てきたらしばらく倉庫で養生期間に入り、使用して頂けるお施主様を待つことになります。