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林業のお仕事

こんにちは、林業部の大沼です。

今日はヤギの世話の話ではなく本業の林業の作業風景をご紹介致します。

先人が植林した山を受け継ぎ保育管理をしているのが林業部の重要なお仕事です。

自分の生まれる前からある森林を受け継ぎ次の世代へ渡すことが林業部としての責任となります。

現在は「次世代林業基盤整備事業」という国の補助金を受けて間伐事業を行っております。
まさしく次の世代に森林を残すための重要な間伐事業となります。

間伐の目的は、林内に適度に光が挿し込み、下層の植物が茂り水を蓄える機能と土砂流出防止機能もありますが光が射すことにより樹木の成長の助けとなります。

まずは、間伐するには作業道が必要となります。今回は延べ2,000m施工します。
作業道は人の力では大変なのでグラップルという重機で開設します。

作業道を起点に伐倒作業をします。作業の方はなんと85歳の現役「木こり」さんです。

間伐後には光が射します。林内も明るくなり健康的な山林となります。

伐倒した原木を高性能重機(プロセッサー)で裁材をします。


裁材された原木をクローラーという車両で土場まで運搬します。


土場で集積された原木をヒアブという機械でトラックに積み込みます。
積み込んだ原木は2mの長さとなりこの原木は、石巻の合板工場に運搬されます。
間伐材の中で素性の良い3m以上に裁材された原木は、「坂元植林の家」の木材製品となるために、自社の製材所に運搬されます。
今回は林業の間伐作業を簡単にご紹介しましたが、林業には、木を育てる為に、いろいろな作業があります。
その作業風景は次回に機会があればご紹介致します。